令和6年1月に発生した能登半島地震では,奥能登地方の河川下流部で地殻変動に伴う隆起が発生した.本研究は,この地殻変動が同年9月の奥能登豪雨による洪水氾濫に及ぼす影響を明らかにするため,改良版RRIモデルを用いて,能登地方全体を対象とした降雨流出氾濫解析を実施した.河口付近の隆起は,水深を相対的に下げて浸水深を低下する効果があるが,その影響は河口から約1kmの範囲に限られた.一方,河川の中流域では河床勾配の減少により水深が増加し,町野川中流域では最大30cm程度水深が増加し,一部の区域では約50cmの浸水深増加に寄与した.地震による大規模な地殻変動が発生した場合には,河床変位と勾配変化による影響を推定し,警報の判断基準を引き下げるなどの対策が必要である.
SAYAMA et al. (Thu,) studied this question.
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