流水に対して河道内の橋脚は抵抗を増大させるなど,災害発生の要因となる恐れがある.一方,近年多発する豪雨災害を受け,黄河を代表する微細土砂を多く含む流れの流動機構について詳細な知見を得る必要がある.そこで本研究では,小判型橋脚が流下方向に2基設置されている開水路において,橋脚間隔や粘性変化が流動機構に与える影響について実験的に検討した.いずれの条件においても運動量輸送量の極値は乱れに比べ移流による運動量輸送が卓越し,橋脚間隔が狭い条件では,主流部と橋脚間における質量交換率が抑制されることが明らかになった.体積土砂濃度7%に相当する高粘性流体では,乱れによる運動量輸送が極端に減少するとともに,橋脚からの流れの剥離やせん断境界層の発達が抑制される流況となることを明らかにした.
TANAKA et al. (Thu,) studied this question.