近年,大規模な豪雨災害において,土砂に加えて流木が大量に流出することで,被害が拡大するケースが増えている.平成29年7月九州北部豪雨では,単位面積当たりの流木発生量が従来の20倍を記録した.河川流域を一貫した流木発生量の評価手法が必要とされるが,本研究では正垣ら(2021)などで開発されたロジスティックモデルによる評価法に,土砂災害予測で広く利用されている土壌雨量指数の影響を加える改良を試みた.また,ロジスティックモデルを適用することの妥当性を判断するために,未学習河川へ適用した評価についての検証を行った.さらに,流域内に建設されている砂防施設が流木削減にどの程度寄与するのか評価を試みた.その結果,土壌雨量指数の情報を組み込むことで従来モデルから若干の改善が見られたこと,流木発生量評価にロジスティックモデルを適用することの妥当性があること,ならびに砂防施設の流木削減効果と H29 年豪雨以降に建設された施設の効果の定量評価が示された.
Yamamoto et al. (Thu,) studied this question.