本研究では,アユの生息場評価手法として,田代らが開発した生息適性指標を物部川の現況河道に適用し,計画断面河道における洪水後のアユの生息環境を評価した.また,現況河道での解析結果はモニタリング調査と一致し,評価手法の妥当性が確認された.洪水後の計画河道ではcsi値0.7以上の面積が増加し,生息場の質的改善が示された.さらに,置石工の導入により流速の多様性が生まれ,アユの休息環境の創出にも有効であることが確認された.これらの結果から,船底形断面河道は維持管理面で優れるだけでなく,治水および環境保全の両面においても有効な改修手法であることが示された.
NAKATA et al. (Thu,) studied this question.