近年,長時間アンサンブル降雨予測を利水ダム運用に活用し,大規模出水を早期に把握し発電放流により事前に水位低下させることで「洪水貯留機能の拡大」と「発電電力量の増大」の両立が期待されている.しかし,ダム運用と発電運用の実務的な制約条件までを考慮した活用方法の検討や水系全体の増減電の影響を評価した事例は少ない.本研究では,仲らの先行研究を発展させて黒部ダムを対象に2024年6, 7月に試行運用を行った.また,その結果を踏まえたアンサンブル予測のメンバ構成の再選定において,水系全体の増減電影響をより定量的に評価可能な増電効果の期待値の導入を提案した.
HIROTA et al. (Thu,) studied this question.