大気中の二酸化炭素の削減が求められる中で,水生植物の活動により水域に貯留される淡水カーボンを用いた削減手法が注目されている.また,閉鎖性の高い淡水域において,温度成層が形成されることで炭素フラックスが抑制されることが明らかになっている.そこで本研究では,水草と温度成層の関係性に注目し,水草の表層混合層の形成への影響を評価することを目的とし,2022年と2024年に阿寒湖・チュウルイ湾で現地観測を行った.その結果,水草が存在することで表層混合層を形成することが明らかになった.また,水温差とブラントバイサラ振動数を用いて算出した表層混合層厚を用いて,水草存在下における表層混合層厚の推定式の精度比較を行った結果,風応力を考慮した既往式が最も高い再現性を有していた.
MATSUMOTO et al. (Thu,) studied this question.