Utciとwbgtは幅広く利用される熱ストレス指標であるが,utciが人体熱収支に基づく理論的妥当性の高い指標であるのに対して,wbgtは経験式に基づく指標であるため,気象条件によっては熱ストレスを適切に評価できない可能性がある.本研究では,日本全国を対象としてutciとwbgtの比較分析を行い,熱ストレス評価におけるwbgtの妥当性を評価した.2つの指標間で強い相関が認められたものの,熱ストレスカテゴリーによる分類では,一致しない事例も確認された.また,気象因子との相関分析により,wbgtはutciより比湿との相関が強いことが明らかになった.wbgtは風速が大きく多湿な環境で,utciよりも熱ストレスを高く評価する傾向が確認された.
SUSAKI et al. (Thu,) studied this question.