本研究では,全国61地点で構築した中小河川水位予測システムを対象に,各因子(流域面積,地域性,キャリブレーション洪水の再現精度,データ同化の実施間隔,予測雨量のリードタイム)が水位の予測精度に与える影響を評価した.その結果,キャリブレーションの精度,データ同化の実施間隔,予測雨量のリードタイムが水位予測の再現性に影響する可能性が確認された.特に,粒子フィルタによるデータ同化は,水位の過小評価傾向を軽減し,高頻度で実施することで再現性が向上した.さらに,降水短時間予報による1~2時間先の予測雨量を用いたケースでは,水位波形に加えピーク水位も高精度に再現された.一方,流域面積や地域性の影響は限定的であり,空間的に高解像度なモデルを用いることで小規模流域においても安定した予測が可能となった.
WADA et al. (Thu,) studied this question.