黒塗りされて判読が困難な文字や加筆して改ざんされた文字の検出は,文書鑑定の分野で事件・事故の解明につながる重要な鑑定の一つである。これらは不明文字鑑定の典型例であり,筆記具のインクに依存した吸収・蛍光スペクトルの違いを利用した赤外線イメージングや蛍光イメージングが非破壊検査法として古くから用いられてきた。近年,鑑定技術のさらなる高度化に向け,パルスレーザーを駆使したイメージングが法科学の分野でも研究・開発され始めている。本稿では,時間分解発光イメージング,蛍光寿命イメージング,および光音響イメージングを活用した不明文字鑑定に関する研究について,最近の研究動向を紹介する。
Mototsugu Suzuki (Thu,) studied this question.