感潮河川における浮遊ごみの複雑な移動特性および集積メカニズムを明らかにするために,大阪府平野川を対象として,GNSS発信機を用いた現地観測および数値流動モデルによる粒子追跡計算を実施した.観測の結果,浮遊ごみは潮汐および風の影響を受けて流下・遡上を繰り返し,特に上げ潮時や背水の影響を受ける区間で集積する傾向が確認された.粒子追跡計算では,風抗力係数0.010および水平拡散係数1.0×104cm2/sを設定することにより,観測された特定の浮遊ごみの挙動を良好に再現することが可能であった.また,浮遊ごみは河道屈曲部,河床勾配の急変部,背水区間において滞留・集積する傾向を示し,局所的な河道地形や水理条件が集積メカニズムを決定していることが確認された.
NAKATANI et al. (Thu,) studied this question.