豪雨による水災害が頻発・激甚化する昨今,水災害リスクの算定には過去災害の理解が重要である.そのために利用可能な手段として,過去の気象を再現する再解析プロダクトや災害記録が挙げられる.本研究では,徳島県付近に着目し,再解析プロダクトの一つである20世紀再解析の日本における過去災害の理解への利用可能性を検討した.まず20世紀再解析の降水量の年代別のヒストグラム・災害発生事例の降水分布を確認し,1900年・1946年前後で降水強度の性質が変化するものの,高い空間再現性を持つことを示した.さらに1900年~1945年における災害記録との照合では,20世紀再解析で大きな降水が記録されている場合,その多くで対応する災害記録も存在することを確認し,水災害推定への活用可能性を示した.
NAKAMURA et al. (Thu,) studied this question.