市街地で洪水氾濫が発生した場合,自動車が浮上し漂流物となって家屋に衝突被害を生じさせたり,住民の避難行動を妨げる恐れがあるため,氾濫域での自動車の流送状況の把握は防災・減災の観点から重要である.本研究では氾濫流による自動車の流送予測を目的として,自動車を考慮した氾濫流の数値モデルと自動車を3次元的に運動する直方体の要素とした数値モデルとで構成した計算手法の構築を試みた.この手法を水域での自動車の鉛直方向の挙動と,直線道路での氾濫流による自動車の流送・集積予測に適用した.計算結果から,水深の増加に応じた自動車の浮上とその後の着底までの過程を計算できること,また,自動車要素の流送と衝突による水平方向の集積,並びに鉛直方向の重なり合いと堆積,残留への適用性が示された.
NISHIDA et al. (Thu,) studied this question.