日本の伝統河川工法である聖牛は,環境に優しい工法であり,古くから河岸や河床の浸食防止を目的として設置されてきた.その再生と改良により,自然を活用した解決策技術としての利用が期待されている.一方で,聖牛は漂流物の付着によって水理機能が変化することが維持管理上の重要な課題である.本研究では,漂流物の付着形態を変化させ,聖牛周辺の流れと地形変動に関する水理実験を実施した.実験結果から,聖牛周辺では,漂流物の付着形態に応じて複雑な3次元流れが生じることが明らかになった.特に,漂流物の付着によって,聖牛前面が透過型であるケースと一部不透過型であるケースで異なる流れ構造が見られ,一部不透過型のケースでは洗掘がより発達する傾向が確認された.また,流れの特性と聖牛周辺における局所洗掘および堆積地形との関係が明らかになった.
IWATA et al. (Thu,) studied this question.