本研究では,鉄道において一般的な構造形式である鉄筋コンクリート床版を有する鋼トラス橋を対象に,列車通過時における主構部材および床組の動的応答特性を明らかにすることを目的に検討を行った.まず実橋計測により,列車通過時における主構部材および床組のたわみと周波数特性を把握した.次に鋼トラス橋の床組を対象とした有限要素解析では,床版および防音コンクリートにより,縦桁および横桁のみの場合と比較して床版の剛性が8倍程度に増加することを示した.さらに鋼トラス橋全体系の動的相互作用解析により,列車通過時の主構部材のたわみや軸力応答には,全体系の曲げ振動モードが支配的であることを示した.また,列車速度が400km/h程度までの範囲では,鋼トラス橋の主構部材の衝撃係数をRC標準の算定法により評価可能であることを示した.
KITAGAWA et al. (Thu,) studied this question.