背景.化学放射線治療中の腫瘍内膿瘍は,肺癌に対する治療を中断せざるを得ないことがある.症例.51歳,男性.胸部CTで左上葉に38 mm大の充実性腫瘤を認め,気管支鏡を行い,腫瘤からの生検で非小細胞肺癌の診断となった.左肺門,縦隔リンパ節に複数の転移があり,化学放射線治療を開始した.治療開始後早期に発熱と急速な原発巣の増大を認め,経気管支生検に続発した腫瘍内膿瘍として抗菌薬を開始し,化学放射線治療を休止した.抗菌薬のみでは改善を得られず,気管支鏡的排膿を行うことで腫瘍内膿瘍は改善した.その後化学放射線治療を再開,完遂し,現在デュルバルマブを投与している.結論.化学放射線治療中に発症した腫瘍内膿瘍に対して気管支鏡的排膿を行うことで,感染症のコントロールがつき,化学放射線治療を完遂することができた.
Asai et al. (Fri,) studied this question.