本研究では、非行少年の矯正施設である少年鑑別所および少年院の職員に対して研修を実施し、参加した職員への質問紙および研修後アンケートから効果を評価した。研修は、応用行動分析を用いて行動の意味を理解し肯定的な関わりをすることに焦点をあてた内容であった。研修の前後に質問紙を実施し、記入に不備のなかった181名(少年院勤務70名、少年鑑別所111名)が本研究の対象となった。分析の結果、教育効力感の上昇、負担感の「やりがいのなさ」の減少、行動原理に関する知識の向上が示された。また、研修後アンケートにおいて、研修に対する満足度は高く、学んだ内容を少年への対応に活用したことが報告された。応用行動分析の考え方や手法は非行少年への対応に活用できることが示唆された。
Fujiwara et al. (Sun,) studied this question.