悪臭防止法により規制基準が定められている臭気指数は,人間の嗅覚による三点比較式臭袋法の測定結果により算定される.この数年実施されてきた測定手順に関する環境省の請負調査において,低濃度試料の測定のあり方が大きな課題となっている.本研究では正解者率と上下カット平均を用いた臭気指数の算定手順に対して,cde法による確率的解析を行い,低希釈倍数での測定の有無が臭気指数の平均やばらつきなどに及ぼす影響を明らかにした.解析の結果,低希釈倍数の測定(特に希釈倍数3倍)の有無が臭気指数の精度などに影響することがあることが示された.また,臭気指数の等間隔性や確率分布の安定性の観点から,上下カット平均法が算定手順の標準手法として有望であることが確認された.一方で,上下カット平均法では要追加測定確率が高いため,測定希釈倍数の範囲で臭気指数が求まらない場合はみなし値を用いることが代替案として考えられた.
Fujioka et al. (Thu,) studied this question.