境界性パーソナリティ障害(以下bpd)の概念は現在、大きな変動の中にある。icd-11では診断基準も大きく変更となり、日本でもbpdは減っていると言われて久しい。しかし、実際には、自傷行為などを繰り返すbpd様の患者は未だに多くみられるが、別の病名で治療を受けていることが多い。なお、主診断だけで説明できないbpdの兆候がある場合には、まずはbpdへの治療が検討されることが望ましいとされており、日本でもbpd治療を必要とする患者はかなり多いと考えられる。そこで、本チュートリアル・ワークショップでは、発表者らが実施しているbpdへの認知行動療法とシステムズアプローチを理論的背景としたグループ療法であるsteppsの中でも、中盤に実施する「気晴らし」と「問題への対処」について詳しく紹介する。認知行動療法の問題解決スキルと重なる部分も多いが、bpdのような感情の調整が困難な状態で問題行動をとってしまう場合における支援の工夫があり、多くの方に役立つ内容となっている。
Terashima et al. (Wed,) studied this question.