心的イメージには多様性があり,イメージが浮かびにくい特質をアファンタジア,イメージが浮かび過ぎる特質をハイパー・ファンタジアと呼んでいる。アファンタジアやハイパー・ファンタジアの認知特性については実験的検討が進められているが,未だにそれらの同定方法が確立しているとは言い難く,結果的に出現率などの基礎的な情報が明確になっていない。特に,発達的側面についてはほとんど検討がなされていないと言える。そこで本シンポジウムでは,アファンタジアとハイパー・ファンタジアについて発達的側面から議論することを目的とし,3名の話題提供者が発表を行う。髙橋が年代差(20~70歳代)からみたアファンタジアとハイパー・ファンタジアの出現率について,杉村が児童期からみたアファンタジアとハイパー・ファンタジアの出現率について,大村がアファンタジアやハイパー・ファンタジアと発達障害との関連の有無についてのレビュー研究について話題提供を行う。その上で,イメージと発達の研究を専門としている指定討論者の藤木から,研究の最新知見とともに話題提供者への質疑を行う。本シンポジウムを通して,イメージの多様性と発達について理解を深めたい。
Takahashi et al. (Wed,) studied this question.