日本の近世の港町に関する研究は、その歴史や文化を理解するために行われてきた。しかし、長い歴史を持つ瀬戸内海沿岸地域や太平洋沿岸地域と比べると、日本海沿岸地域の研究は限られている。一方で、港湾施設の分布を明らかにする研究は少ない。本研究の目的は、日本海沿岸の土崎港における近世の港湾関連施設の分布を明らかにすることである。分析の結果、56か所で11種類の港湾関連施設が確認され、北側と比べて町の南側に集中して分布していることが分かった。さらに、藩の施設は港側に、町人の施設は町内の区画内に分布する傾向があることが認められた。
Matsuhashi et al. (Mon,) studied this question.