慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常症は,透析患者における重篤な合併症であり,その管理にはリン吸着薬(PB),活性型ビタミンD製剤(VD),カルシミメティクス(CaMs)が用いられる.本研究では,2022年度のNDBオープンデータを用いて,CaMs使用が他薬剤に与える影響を解析した.PB,VD,CaMsの処方数量をDDD換算し,CaMsを独立変数,PBおよびVDを従属変数とする重回帰分析を実施した.CaMsは炭酸カルシウムの処方数量と正の相関を示し(p<0.001),鉄含有PBに対してもエテルカルセチド(p=0.001),エボカルセト(p=0.002)が有意な正の相関を認めた.VDに対しては,シナカルセトが負の相関(p=0.028),エテルカルセチドが正の相関(p<0.001)を示した.CaMs の使用が他薬剤の処方パターンに影響を及ぼす可能性が示唆された.
Miyake et al. (Thu,) studied this question.