本研究では,国土交通省の浸水シミュレーション結果(浸水ナビ)をweb APIにより取得し,これを利用して災害廃棄物の発生量・組成・空間分布を事前推計するシステムを提案した.まず,浸水深画像データをタイルデータとして広範囲に対して一括で取得し,被災地を特定するとともに,住宅ごとの大まかな浸水深情報を取得する.次いで,被害状況があいまいな建物に対して,mm単位の浸水深を追加取得し与える.そして,個別建物ごとに原単位法での災害廃棄物発生量を推計し,大字または5次メッシュ単位に集約するものである.本システムを自治体職員が平時に利用することで,災害廃棄物発生量の負荷の地域差が把握でき,特に負荷の大きな地域への行政の支援計画策定など,具体的な事前対策の検討に寄与すると考えられる.
SHIMAYOSHI et al. (Thu,) studied this question.