再発乳癌治療において,転移巣の生検は診断と治療において重要である.特に,HER2陽性乳癌では,抗HER2療法によりHER2が陰転化する場合もあり,転移巣のbiologyの確認は有用である.今回,われわれは超音波内視鏡下穿刺生検法(endoscopic-ultrasound guided fine-needle biopsy;以下EUS-FNB)を施行し,乳癌胆管転移と診断された症例を経験したので報告する.症例は58歳,女性.皮膚・子宮・付属器・直腸転移の診断で,トラスツズマブデルグステカンを投与中であった.上腹部痛が出現し,EUS-FNBを施行し,乳癌胆管転移と診断された.免疫染色では,ホルモン受容体陰性・HER2陽性であり,ラパチニブ・カペシタビンに変更した.乳癌転移巣の生検では悪性の有無だけではなく,ホルモン受容体やHER2-statusの確認も肝要と思われた.
MATSUDA et al. (Wed,) studied this question.