悪性腫瘍の自然退縮とは,無治療もしくは不十分な治療にも関わらず腫瘍の一部または全体が消失する現象であり,原発性肺癌での報告は稀である.今回われわれは,自然退縮後に再増大を認め手術に至った原発性肺癌3例を経験した.ガイドラインでは,肺の結節影に対しての長期にわたる経過観察の重要性が指摘されている.症例2・3においても,結節影が自然退縮し手術適応なしと判断された後の経過観察により,早期に再増大を発見できたため,縮小手術を行うことができた.また,自然退縮の機序に関してはcd8陽性t細胞による免疫学的要因が関与する可能性が示唆されており,症例1-3においても今後検討が必要である.
Tando et al. (Wed,) studied this question.