石灰石混合セメントの耐硫酸塩性向上を目的に、CaF2をミネラライザーとして添加した高SO3含有クリンカを小型ロータリーキルンで焼成し、クリンカ特性とセメント物性を評価した。CaF2の添加に より C3A量が低下したが、セメント物性への大きな影響は確認されなかった。クリンカSO3の増加によってC2S量が増加し、C3S量とC3A量は低下し、SO3が5.0%までこのような鉱物組成の変化が生じた。クリンカSO3が1.8%の場合、長期強さが改善され、C3S、C3A 量が低下するにも関わらず初期強さは維持された。これは水和発熱速度から、C3S活性がSO3 の固溶によって改善したためと考えられた。クリ ンカSO3の増加に起因する、強さの改善や鉱物組成の変化により耐硫酸塩性の向上が期待された。
OZAKI et al. (Mon,) studied this question.