本稿では,日本消化器外科学会における若手外科医の減少という喫緊の課題に対し,専門医制度委員会およびワーク・イン・ライフ委員会を中心に行われてきた取り組みを概説した.専門医制度改革により,専門医の取得年齢の低下や取得率の上昇が認められ,教育機会の地域差,男女差も縮小するなど,外科教育環境は着実に改善しつつある.一方で,教育の質の均てん化,指導医育成,時代に即した勤務体系の確立,そしてライフステージに合わせた中長期的なキャリア形成支援などの課題は依然として残る.若手外科医が安心して学び,働き,専門性を高めながら継続的に成長できる環境を実現することこそが,日本の消化器外科医療の持続的発展に直結すると考える.
齊藤 et al. (Sun,) studied this question.