和歌山県田辺湾のイワホリコツブムシSphaeroma wadai体表に生息するウミミズムシ科Iais属の1種を新種,Iais tanabensis n. sp.として記載した.本新種は顎脚の底節の鉤刺が2本である点でシンガポールなどから知られているIais singaporensis Menzies and Barnard, 1951と類似しているが,体型がより細く,後方に向かって特別に太くならないこと,頭部前方に張り出しが弱いこと,第2触角が比較的短く,鞭数が12までしかないこと,第2小顎基節内葉の歯の数が少ないこと,第4胸脚指節に3本の爪があること,腹尾節が丸いこと,オスの1腹肢の先端がいくぶん分離していること,オスの第2腹肢内肢が大きいことにより区別される.本種の宿主当たりの共生密度,抱卵雌の割合の経月変化も示した.
Nunomura et al. (Thu,) studied this question.