本研究では,大量生産が可能な多層カーボンナノチューブ(MwCNT)分散誘電シートを開発し,0.7–40 GHzにおける遮蔽・吸収特性を評価した。CISPR32に準拠した自由空間法による放射ノイズ試験を実施し,シートの厚さやMwCNT含有率の調整により広帯域遮蔽材料や30 GHz帯域用の吸収材料として機能させることが可能であることを示した。さらに,伝送線路理論を用いた等価モデル解析により,シートの遮蔽および吸収効果は実効的な導電率の影響が支配的であることを明らかにした。これらの結果は,提案シートを含めた高周波電磁波遮蔽および吸収材料のフィルタ特性を最適化するための設計指針構築のために有用である。
He et al. (Thu,) studied this question.