体幹装具は,疼痛軽減や脊柱の運動制限を目的に広く用いられてきた.装具の効果として,脊柱の制動,腹腔内圧上昇による支持力向上,筋活動の抑制,脊柱配列の維持・矯正,心理的安定などがある.製作時は疾患の病態や患者の活動レベルに応じて材質や構造を選択する必要がある.本稿では,急性腰痛や脊椎外傷,脊椎手術後,思春期特発性側弯症,慢性腰痛,高齢者の脊椎圧迫骨折などにおける適応と留意点を整理した.高齢者では活動性を考慮し過度な固定を避ける必要がある.体幹装具は「固定のための器具」ではなく,「活動を支援する補助具」として位置づけるべきであり,運動療法と併用し,日常生活動作(adl)の維持・向上を目指すことが求められる.
Mikami et al. (Wed,) studied this question.