本研究では車両感知器等で計測された交通量や速度等のデータから,数分から数時間先までの旅行時間を一貫して系列的に予測する手法を構築した.特徴は,区間流入出交通量と旅行時間変動の関係性を表現した交通流モデルをベースとし,そこに深層学習のLSTMを組み入れた点である.交通流モデルにより将来の旅行時間変動を現在の交通量や旅行時間で表現した上で,深層学習によりモデルの前提条件の緩和が及ぼす影響等を学習することで,精度の担保と,容易かつ柔軟なモデル構築の両立を意図している.本手法を小仏トンネル等のボトルネックがあり休日には100分以上かかることもある中央自動車道上り約35kmの区間で検証した結果,渋滞発生時でも3時間先の予測旅行時間の精度はMAEで約14分と,有効な精度が得られることを確認した.
Tago et al. (Thu,) studied this question.