本研究では,室温における水-エチルアルコール系の気化挙動を気化量と液温変化から検討した.内径28mmのシャーレに,約5cm3のエチルアルコール溶液を注入し,気化量は電子天秤,温度変化はデジタル温度計を用い測定した.その結果,エチルアルコールと水の揮発量の重量比が30wt%まで,2.56付近の値を示し,この値はエチルアルコールと水の分子量比が1:1の値に相当することが明らかとなった.また,液温低下(ΔT)とエチルアルコールと水の比の関係を調べたところ,値が1.5を超えたところで液温低下が大きいことが明らかとなった.さらに,溶解熱による温度上昇は,約30wt%エチルアルコール水溶液で極大を示した.これらの結果から,エチルアルコールと水の気化熱と水素結合が切れることによる解離熱を考慮すれば,本研究の一連の気化挙動が説明できることを示唆された.
Hiroyuki Noda (Sun,) studied this question.