近年の日本において,男性の孤独は重要な問題となっている。これを背景として,本研究では男性における伝統的な男性役割的態度と孤独感の関連を年齢に着目しつつ検討することを目的とした。358名の日本人男性を対象に,孤独感,伝統的な男性役割態度(社会的地位の高さ,精神的・肉体的な強さ,作動性の高さ,女性的言動の回避,女性への優位性)および年齢に関するデータを収集した。358名のデータを用いた媒介分析の結果,年齢はすべての男性役割態度と正の関連を示し,特に「社会的地位の高さ」および「女性的言動の回避」が孤独感と正に関連する一方,「作動性の高さ」は負の関連を示した。さらに,年齢はこれらの男性役割態度を媒介して孤独感と関連することが示唆された。
Mukai et al. (Mon,) studied this question.