本研究は, 厚生労働省「dpc 導入の影響評価に関する調査」データを用い, 誤嚥性肺炎に係る入院医療費を全国規模で推計したものである. 対象は令和5年度に退院または転棟した症例で, 187,233件の「誤嚥性肺炎」症例を解析した. 包括部分請求額は1,635億円, 出来高部分を加えた総医療費の推計は約1,766億円で, わが国における令和5年度の入院医療費全体の約1%を占めると予測された. 主な診療主体は DPC 標準病院群であり, 高度急性期病院の割合は低かった. 誤嚥性肺炎は今後の超高齢化に伴い医療経済への影響拡大が予測され, 嚥下障害診療の強化と地域包括ケアにおける耳鼻咽喉科医の貢献が期待される.
Yurika Kimura (Wed,) studied this question.