本研究は,CarSimにより凍結路のダブルレーンチェンジ(ISO 3888-1)を模擬し,摩擦係数,わだち掘れ深さ,速度と車両挙動の関係を定量評価した.摩擦係数0.14未満ではわだち掘れ形状・深さに関わらずレーンチェンジが困難となった.摩擦係数0.30より大きい場合でも深いわだち掘れでは車両に生じる横加速度は横転リスクの範囲である0.70–0.80Gに達した.軽トラックは低速(40km/h)でもわだち掘れ深さ30mmでタイヤ垂直力は0.0N,荷重移動率が±0.8〜1.0となり車両挙動は不安定となった.その傾向は高速(60km/h)で顕著に現れる.本研究の結果,高速でわだち掘れ深さ20mm,低速で30mmから安全性低下が顕在化し始める目安が示唆された.
THUYET et al. (2025) studied this question.