らい菌(Mycobacterium leprae)は、ハンセン病の原因菌であり、宿主の強い免疫応答を引き起こすことなく、長期にわたって潜伏感染を成立させる。実際、ハンセン病は数年におよぶ慢性疾患として進行することが多く、これはらい菌が何らかの免疫回避機構を備えていることを示唆している。これまでに、らい菌の細胞壁に豊富に存在する糖脂質PGL-I(フェノール糖脂質-I)1)が免疫抑制的な作用をもつことが知られていたが2,3)、らい菌が有する免疫賦活成分については網羅的な解析がほとんど行われていなかった。
Ishizuka et al. (2026) studied this question.