本研究では線状降水帯に対してシーディングによる降水抑制について検討するため領域気象モデル Wrfにて数値実験を行った.ドライアイスの昇華を考慮することで,これまでの研究で間接的に表されていたシーディングによる氷晶増加のプロセスを直接表現すると同時に,散布したドライアイスの落下・移流を考慮することで実際のドライアイス散布に近い表現をモデル内で行い,従来の手法やドライアイスの挙動による効果の比較を行った.その結果,直接的なシーディング表現によって降水抑制効果が高まった.また散布するドライアイスの諸元を変更することによってその効果に違いが出ることも確認できた.サイズの大きいドライアイスを使用することで落下速度が大きくなりより下層でシーディング効果が発揮され,降水抑制効果が増加することが確認できた.
MIMAKI et al. (2026) studied this question.