レール温度の昼夜,長期間の連続解析を行うため,全球可視要素を用いた日射と長波放射の詳細な熱評価と熱伝導解析の弱連成による解析手法を提案した.全球可視要素とは,受熱面から見た周囲の地物の配置を3次元極座標系で表すものである.地物の長波放射と反射長波放射に対しては,空気を通過する際の減衰をランベルト・ベールの法則に基づきモデル化し,空気中の水蒸気量が多い夏季では減衰に関するパラメータである吸光係数ξを0.03,水蒸気量が少ない冬季ではξを0.01とした.その結果,解析値の測定値に対するRMSEは,夏季では1.4℃~2.5℃,冬季では1.6℃~2.1℃となり,解析の妥当性を確認した.提案手法にて,レール延長100km,1年間の連続解析を行う際の推定計算時間は約16時間であった.
URAKAWA et al. (Thu,) studied this question.