症例1は71歳,男性。4ヵ月前に左背部の腫瘤を自覚した。初診時の大きさは4.0×3.0 cm,潰瘍を伴う赤色隆起病変を認めた。部分生検で,pleomorphic dermal sarcoma(以下PDS)と診断された。広範切除術を施行し,後日欠損創を有茎広背筋皮弁にて再建した。原病巣に術後照射を施行したが,再建後5ヵ月の時点で左腋窩のリンパ節転移と右肩前面に皮膚転移を認めた。転移巣を切除し同部位に術後照射を行った。転移巣の術後21ヵ月を経過したが新たな局所再発や転移を認めていない。症例2は56歳,男性。半年以上前に右膝窩部の腫瘤を自覚した。初診時の大きさは2.8×1.5 cm,茶褐色から赤色の結節を認めた。全切除生検でPDSと診断された。追加の広範切除後に上内側膝皮弁で欠損部の再建を行い,術後照射を施行した。術後16ヵ月の時点で局所再発や転移を認めていない。PDSは稀な疾患であり局所再発,転移率は比較的高く予後不良とされている。
ABUKAWA et al. (Wed,) studied this question.