全国学力・学習状況調査における平成27年度児童質問紙調査データに対して一連の心理統計手法を用いた分析を試み,非認知能力に焦点を当てた構成概念の抽出とそれらによる学力の説明を試みた。全国小学校6年生の悉皆データを用いて,探索的因子分析を行った結果,10因子が見いだされ,一定の信頼性も確認された。構造方程式モデリングによる分析の結果,非認知能力に相当すると考えられる「記述問題への取り組み」「関心,意欲,態度」「基本的生活習慣」などの下位尺度得点と各教科調査とに有意な関連が認められた。全国学力・学習状況調査において見出された非認知能力に相当する因子の下位尺度が,学力との関連を説明するうえで有効であることが確認された。
Yoshizawa et al. (2026) studied this question.