本研究は、グリースロミイン法を用いたコンクリート中の亜硝酸イオン簡易定量手法の妥当性を、供試体実験と実構造物への適用を通じて検証した。実験の結果、イオンクロマトグラフィー法による亜硝酸イオン濃度と本法から得られる吸光度との間に高い相関が認められた。この結果から、吸光度から亜硝酸イオン濃度を推定する回帰式を提案した。さらに、試料質量と抽出水量を20mg/120mLとし、すりつぶし処理により、吸光度測定値のばらつきを小さくできることを確認した。また、亜硝酸リチウムを含む断面修復材により補修した実構造物における亜硝酸イオン濃度と吸光度の間には高い相関が確認され、本手法が実構造物においても適用できると考えられる。
TOKUNO et al. (2026) studied this question.