本研究ではわい性台木に接ぎ木した40年生を超えるリンゴ樹について,樹体特性,果実品質および収量性について調査を行った.樹体特性では,相対的なわい化程度は成木期までの評価と同様に,樹体の大きさはjm5台樹が最も小さく,jm1,jm7,jm8およびリンゴ台木盛岡9号台樹が続き,jm2台樹が最も大きかった.しかし,すべての樹で樹幅が栽植距離より大きくなっており隣接樹に干渉していた.果実品質でも成木期と同様の傾向があり,jm5台樹およびjm7台樹で高い品質の果実生産が継続できることがわかった.収量性については樹当たりの収量は低下していないものの,樹冠面積当たりの収量である収量効率は低下していた.成木樹との比較から,老木樹では樹冠中心部における収量効率が低いことがわかり,樹体が大きくなって,樹冠中心部の結果枝が少なくなることで収量効率の低下を引き起こすと考えられた.これらのことから,40年を超えるわい性台木を用いた栽培では,果実品質および収量は成木期から維持されるものの,樹体が大きくなりすぎており,改植か間伐を行う必要があることが明らかとなった.
HORI et al. (Thu,) studied this question.
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