本研究では,将来の再生可能エネルギー(以下,再エネ)の導入量には不確実性が伴い,その将来見通しが一様でないことを踏まえ,この状況を確率計画問題として定式化し,設備・運用計画モデルに組み込んだうえで,モデルを解くことにより,再エネ導入量の不確実性を考慮した2050年カーボンニュートラル実現時のエネルギー構成を水素・合成メタンの輸入利用も踏まえ評価を実施した。再エネ導入量によらず,再エネを主軸としつつ,各種脱炭素技術を組み合せることで2050年カーボンニュートラルは達成可能であり,その中において,既設設備を活用できる点から,合成メタンの利用は水素よりも経済的に有利であることが示された。また,合成メタンを利用することができ,運開までのリードタイムが短いsofc-Cgsのような分散電源は不確実な状況下において有力な技術オプションであることが示唆された。
Owaku et al. (2026) studied this question.