大正2年(1912年)に竣工された旧小野田セメント小野田工場の回転窯台座よりコンクリートコア を採取した。竣工当時の時代背景より、本試料には、ディーチュ窯焼成のセメントが使用された可能性が極めて高い。ディーチュ窯は、製造様式およびセメントの受ける熱履歴共に、徳利窯および回転窯のいずれとも異なることから、クリンカの鉱物学的特徴も異なることが予想された。偏光顕微鏡による観察の結果、ディーチュ窯焼成のセメントは、徳利窯および回転窯の双方に類似する中間的な特徴を有することが確認された。
FUJIMOTO et al. (Mon,) studied this question.