乳房にIgG4関連硬化性疾患が生じ,長期経過観察中の症例について報告する.症例は56歳,女性.52歳頃より両側乳腺線維腺腫にて定期的に近医を受診.56歳の時に両側乳房腫瘤増大を認め,当院を受診.48歳の時に特発性眼窩筋炎との診断にてステロイド加療を受けていた.初診時,両側に手拳大の腫瘤様硬結を触知,超音波検査にて乳腺組織全体を占める分葉楕円形腫瘤を認め,マンモグラフィ検査では高濃度乳腺であった.画像上は悪性リンパ腫等も疑われ超音波下針生検を施行し,病理検査所見は間質の線維化,リンパ形質細胞浸潤を認めた.悪性所見は認めず,両側乳腺腫瘍に関しては経過観察中に肺病変が出現し,IgG4関連疾患との診断に至った.
AOYAMA et al. (Wed,) studied this question.