米国を中心としたエンゲージメント研究の展開を整理した結果、児童の発達にポジティブな影響を及ぼすエンゲージメントは、学術的観点から心理活動的なプロセスの表出として、教育的観点から達成を直接的に予測する心理変数として位置づけられた。エンゲージメントのサブタイプは、行動的側面、感情的側面、認知的側面の3つが原則とされ、研究者間でのサブタイプ数のばらつきは概念の「綻び」や「霞み」につながった。エンゲージメント表出の先行要因として動機づけが挙げられ、非線形で循環型の文脈・自己・表出・結果プロセスが提案された。エンゲージメントの表出を捉えるために、自己評定や他者評定、観察、面接といった測定方法が紹介され、複数の測定方法を併用する必要性が示された。こうしたエンゲージメント研究の展開は、動機づけ研究の新しい議論の枠組みの提供に貢献し得ることが推察された。
Wakamatsu et al. (Mon,) studied this question.