【目的】小児軟部腫瘍は組織型が多岐にわたり診断,治療に苦慮することも少なくない.今回当院で経験した小児軟部腫瘍について検討したので報告する.【対象・方法】2009年以降手術を行った軟部腫瘍のうち手術時年齢が15歳以下の23例を診療録から抽出し年齢,発生部位,腫瘍の種類などについて検討した.【結果】性別は男児11例,女児12例,年齢は2~15歳,平均10.5歳であった.発生部位は四肢21例,体幹2例で四肢では遠位部に多かった.腫瘍の内訳はガングリオン6例,粉瘤・血管腫・腱鞘巨細胞腫が各々3例,結節性筋膜炎2例,その他6例で悪性腫瘍はなかった.腫瘍の大きさは2~90 mmと様々で平均22 mmであった.21例でMRIが実施され4例は鎮静下に行われていた.手指血管腫の1例に術後6年で再発を来し再切除した.【結論】自験例は腫瘍類似疾患と良性腫瘍が約半数ずつで悪性はなかった.再発リスクのある腫瘍もあり注意が必要である.
伊原 et al. (2026) studied this question.