2016 年 1 月~2024 年 12 月に日本赤十字社長崎原爆病院皮膚科を受診した帯状疱疹の症例について疫学的検討を行った。患者数は 1001 人で,男性 415 人,女性 586 人だった。年別症例数は 2016 年から 2019 年は増加傾向であったが,2020 年に減少し 2021 年より漸増傾向,また帯状疱疹患者に占める被爆者の割合は 2016 年で 23.8%であったが,年々低下して 2024 年では 16.0%だった。年齢別では 70 歳台が最も多く,次いで 80 歳台,60 歳台の順であった。912 人(91.1%)は基礎疾患があり,高血圧症(39.4%),悪性腫瘍(29.2%),糖尿病(25.3%)の順に多かった。2020 年以降では Covid-19 ワクチン予防接種の翌日に 2 人,covid 肺炎発症の翌日に 1 人帯状疱疹の発症がみられた。発生部位は男性が頭部顔面・胸部,女性が頚部・腹部・下肢に多い傾向を認めた。発症から治癒までの平均期間は 82.8 日,帯状疱疹後神経痛の発症率は 49 歳以下で 14.0%,50 歳以上で 21.9%と増加していた。再発例は 94 人(9.4%)で男性 33 人,女性 61 人,年齢別では 60 歳台,70 歳台,80 歳台の順に多く,88 人(93.6%)は基礎疾患を有し,高血圧症(36.8%),悪性腫瘍(35.7%),糖尿病(21.0%)の順に多かった。
SHUKUWA et al. (2026) studied this question.