60歳代男性.肝右葉に13.5 cmの肝細胞癌とC型肝炎ウイルス抗体陽性を指摘され紹介受診した.切除不能であり,Tremelimumab+Durvalumab療法を3コース,その後経カテーテル動脈塞栓術を施行し,腫瘍縮小を認めた.経過中に肝障害が出現し,免疫介在性有害事象(immune-mediated adverse event;imAE)と考え,ステロイド,免疫抑制剤による治療を行うも奏功せず.C型肝炎に対しグレカプレビル,ピブレンタスビル療法を開始したところ,速やかに肝機能の正常化を認め,ステロイド,免疫抑制剤を漸減し,Duruvalumab療法を再開後も,肝障害の再燃なく経過している.C型肝炎を背景にもつ患者に免疫チェックポイント阻害薬を用いた際に肝障害が出現した場合,imAEによる肝障害だけでなく,C型慢性肝炎の急性増悪の可能性も考慮して診療にあたることが肝要である.
Miyazaki et al. (Fri,) studied this question.